GPS勤怠管理アプリとは?直行直帰が多い建設・警備業での導入ポイントと開発事例
建設・警備・ビルメンテナンスなど直行直帰が多い業態向けに、GPS勤怠管理アプリの仕組み・メリット・導入時の注意点、既製SaaSと独自開発の選び方を、約3ヶ月で開発した事例を交えて解説します。
建設現場や警備、ビルメンテナンス、ホテル清掃など、スタッフが事務所を経由せずに各現場へ直行直帰する業態では、「誰が、いつ、どこで働いていたか」を正確に把握することが簡単ではありません。そこで注目されているのが、スマートフォンの位置情報を活用したGPS勤怠管理アプリです。
本記事では、GPS勤怠管理の仕組みとメリット、導入時に注意すべき点、既製のSaaSと独自開発の選び方を、DGテクノの開発事例を交えて解説します。
直行直帰が多い現場の勤怠管理の課題
- 出退勤の実態が見えにくい:申告ベースの打刻では、実際に現場にいたかどうかを確認できません。
- 集計に手間がかかる:紙の出勤簿や電話・チャットでの報告を、管理部門が手作業で集計しているケースが少なくありません。
- 現場ごとの工数が分からない:どの現場に何時間かかったかが把握できず、原価管理や請求にも影響します。
また、労働安全衛生法の改正(2019年4月施行)により、企業には従業員の労働時間の状況を客観的な方法で把握することが求められています。直行直帰が多い企業にとって、現場でも記録できる客観的な打刻の仕組みは、管理上の必要性が高まっています。
GPS勤怠管理の仕組み
GPS勤怠管理アプリでは、スタッフがスマートフォンで出退勤を打刻した瞬間の位置情報を、打刻時刻とあわせて記録します。代表的な機能は次のとおりです。
- 位置付きの打刻:打刻時の緯度・経度を記録し、管理画面の地図上で確認できます。
- 現場エリアの判定:現場の住所を中心に一定の範囲を設定し、範囲外での打刻を検知したり制限したりできます。
- 自動集計:打刻データから勤務時間・残業時間を自動で集計し、給与計算や請求に必要な形式で出力します。
GPS勤怠管理を導入するメリット
- 不正打刻の防止:打刻位置が記録されるため、現場に到着する前の打刻や代理打刻を抑止できます。
- 集計業務の自動化:管理部門が手作業で行っていた集計を無くし、締め作業の負担を大きく減らせます。
- 現場別の工数把握:どの現場に誰が何時間勤務したかがデータで残るため、現場ごとの原価管理にも活用できます。
導入時に注意すべきポイント
位置情報の取得範囲と従業員への説明
位置情報はプライバシーに関わる情報です。「打刻時のみ取得する」など取得範囲を必要最小限に絞り、利用目的を就業規則や社内規程で明示したうえで、従業員に事前に説明しておくことが大切です。
通信環境への対応
建物の地下や山間部など、電波が弱い現場でも打刻できるかを確認しましょう。オフラインで打刻を一時保存し、通信が戻った時点で送信する仕組みがあると安心です。
給与・基幹システムとの連携
勤怠データを給与計算や請求、原価管理にどうつなぐかを、導入前に決めておきます。連携ができないと、結局は手作業での転記が残ってしまいます。
既製のSaaSか、独自開発か
GPS打刻に対応した勤怠管理SaaSは数多くあり、標準的な勤務形態であれば既製品で十分なケースもあります。一方で、次のような場合には独自開発が合うことがあります。
- 現場ごとに異なるシフトや手当のルールがあり、SaaSの設定では対応しきれない
- 自社の基幹システムや請求の仕組みと、勤怠データを直接つなげたい
- 利用人数が多く、ユーザー課金のランニングコストが負担になっている
開発事例:フィールドワーカー企業様向けGPS勤怠管理アプリ
DGテクノでは、建設・警備・ホテル清掃などのフィールドワーカー企業様向けに、GPS連動型の勤怠管理モバイルアプリを開発しました。
- 担当範囲:ネイティブアプリ開発(React Native)、API開発、クラウド管理画面開発、ストアリリース
- 期間・体制:約3ヶ月 / 3名体制
- 成果:直行直帰の管理を厳密化して不正打刻を防止。管理部門の労務集計作業を完全に自動化
詳しくは開発事例ページをご覧ください。
まとめ
GPS勤怠管理は、直行直帰が多い業態で勤務実態を客観的に記録し、集計を自動化する有効な手段です。導入の際は、位置情報の取得範囲と従業員への説明、通信環境への対応、給与・基幹システムとの連携をあらかじめ検討しておきましょう。
DGテクノは、現場の運用に合わせたモバイルアプリの開発から、基幹システムとの連携まで対応しています。詳しくはAIネイティブ・システム開発をご覧いただくか、無料相談からお気軽にご相談ください。
